この4月、白馬でのスキーの帰りに「このまま帰るのもなんだかもったいないね」という話になり、宿の女将さんにおすすめスポットを教えていただきました。帰り道に寄った国営アルプスあづみの公園大町・松川地区がとても良かったのでご紹介したいと思います。
GWと同じような気温の、とてもあたたかい日でした。入場料、中での体験費用ともにかなりリーズナブルだった上、小学生と保育園児が一日中楽しんでいたのが印象的でした。
またぜひ訪れたい場所の一つになりました。
目次
国営アルプスあづみの公園大町・松川地区とは?
国営アルプスあづみの公園「大町・松川地区」とわざわざ地区名がついているのは、国営アルプスあづみの公園がなんと二カ所あるからなんです。
地図で見てみると、1日で回れる距離ではあるものの、大糸線で駅3つぶんくらい離れていますのでご注意ください!
アルプスあずみの公園は、以下の様なコンセプトでつくられました。
国営アルプスあづみの公園は、北アルプスのふもとに広がる安曇野地域にあって、「自然と文化に抱かれた豊かな自由時間活動の実現」をテーマに、長野県内をはじめ広く人々の多様なレクリエーション需要にこたえる国が整備を行う都市公園です。
大町・松川地区の特徴は、
日本を代表するアルプスの山岳景観につながる良好な自然環境を保全しながら、その自然環境を学び、体験し、参加できる拠点として、5つの特色あるゾーンで構成される公園として計画。
国営アルプスあずみの公園事務所HPより。
国営アルプスあづみの公園大町・松川地区の入り口はこんな感じ。
地図で大まかな場所を確認します。「ここは大町・松川地区です」という注釈に間違える人が多いのでは?という心配が…。
入り口で抜き型?の写真も撮れます。入園料を支払ってチケットをもぎってもらいます。この日は春休みの平日でとても空いていました。
入園料は、
- 大人 410円
- 小中学生 80円
- シルバー 210円
でした。小中学生がお安いと嬉しいですよね~。未就学児は無料です。
無料貸出しサービスで、車いす15台、ベビーカー25台、シルバーカー15台が常備されいます。園内は起伏がなく、空中回廊で階段を利用する以外はベビーカーでラクに散歩できそうです。
入り口に本日のイベント案内が!屋外遊具、サイバーホイールってなんだろう?森の体験舎でのイベントも気になります。
今回は、アルプスあずみの公園での「昼食」「体験」「遊び」の3つのテーマについてお伝えします。
国営アルプスあづみの公園で食べられる昼食は?
今回、宿に忘れ物をしてしまったので少々時間のロスをしてしまい、まずは昼食を頂くことにしました。
休憩棟レストランでは、地産地消を心がけ、季節の地元食材を利用したメニューを提供しています。メニュー数は少なめです。
この日は、カレー、そば、ラーメン、スパゲッティ、うどん、丼の案内がありました。
娘とダンナはダムカレーをチョイス。子ども向けのカレーでも、なかなかのボリュームでした。旗が差してあると子どもって喜ぶよね…。
私は「塩の道」にちなんだ塩ラーメンを頂きました。なかなか美味しかったですよ。
ただ、持ち込み可能なのでどこかで昼食を買ってきて外で食べるもよし、大草原のフリースペースでいただくもよし、です。この日も4月にしてはとても暖かかったので外で食べている親子がいて気持ちよさそうでした。
森の体験舎で、創る・味わう。石器とどら焼きづくりを体験!
大町・松川地区ならではの自然の恵みや宝物を使った野外の楽しみを、天気が悪くても体験できる拠点となっています。
創作工房では、かなりリーズナブルに体験ができます。今回は子どもが乗り気になっていた石器づくりにチャレンジ。ろう石を使って石器を作ります。こちら、石の種類にも寄りますが150円~200円の実費で利用できます。なんてお安いんでしょう。
創作工房での石器づくりに大人も子どももハマる。
まず、石を選びます。ピンク、黒、白からおひとつどうぞ。
各テーブルごとに、職員の方が丁寧な説明をして下さいます。
鉛筆を使って、作りたい形の輪郭を取り、硬い石でゴリゴリ削ります。
こんな風になるはず…!
大まかな形が取れたら、水とサンドペーパーで仕上げの削りに入ります!
触るとツルツル!窪んでいるところがなかなか手触りよくならないので、根気づよく取り組みましょう。
最後に糸を通して完成です♪長男作。
長女作。星形にしたい!とのことでしたが、両親手伝ってこのレベルですみません。凸凹がある方が作りにくいのでご注意ください。大人も子どもも大ハマリする石器づくりでした。
創作工房では、他にもくるみなど周辺で採れたと思われる材料を使ったペン立てなども作れます。ぜひのぞいてみてくださいね。雰囲気も明るいですよ。
色々なものが作れそうです!
中は明るく、とても作業しやすいですよ。
私達を担当してくださった方が東京のご出身で、定年してから長野の大町に移住されたそう。
「田舎暮らしをしたいという人も多く訪れるけれど、私みたいに定年してから移住するか、自営で自分で仕事を作れる人じゃないと移住は難しいですね。雇われる目的で来ると仕事がないので」
ということでした。その地域の産業に頼らないでできる仕事…やっぱりブロガー?
食工房で地元の食材を使ったどら焼きづくりを体験!
この森の体験舎では、食工房で地元の食材を使った季節の料理を、自分たちでつくって味わえるそうで、この日はどら焼きづくりが体験可能でした。
長野県産地粉100%!地元のあずきあんこ!地元のくだもの!でした!!
食工房で材料費を支払ったところ、すでに水に溶かれた生地をいただきました。外の炭火と鉄板で焼いちゃいます!こちらでも職員の方にレクチャーしていただきました。丸く焼いてくれ、息子よ!
焼きごてで公園のマークをつけます。つけすぎ注意!
はじめに試したものが、少々焦げ気味になってしまいました!
食工房に戻り、焼いた記事にあんこといちごを載せてはさみます。
いちごもあんこも挟むのに最適化されちゃってます。
完成!これから遊んで回るのにいいおやつができました~。
この日はどら焼きづくりだけでしたが、ほかにも親機、パン、ピザなどその日によってメニューが変わるそうです。すべて制覇したくなりますね。
屋外、室内とも楽しめる遊具がいっぱい!飽きない園内施設。
体験後、園内を家族で回りました。
そこかしこに遊具があり、ハマった子ども達を呼び戻すのが大変でした!
空中回廊では、高さ最大9mの遊歩道が640mほど続いています。木々の中を、小動物の気持ちになって歩くことが出来ます。
気持ちいい天気の中、お散歩です。ところどころ下を眺められるようになっています。ちょっと怖い。
途中、声が遠くまで聞こえる遊具にハマりました。パラボラアンテナ風の拡声器?に向けて話すと向こうまでよく声が聞こえます。
だまされたとおもってやってみて!
空中回廊からつながっている、蜘蛛の巣遊具です。
こういうのも子ども達好きですね。吊り橋風。ゆらゆら動きます。
子ども達が一番楽しんでいたのは大草原の家のネット遊具。多目的ホールもあり、子どもが遊んでいるのを眺めながら親はゆっくり休むことが出来ます。
土足厳禁。雨の日でも楽しく遊べる施設です。食工房でつくったどら焼きをここでいただきました。
ネットは2階、3階にも伸びていて大人でもちょっとドキドキする作りですが…子どもはサルのようにどんどん登って行ってしまいました!
見てるだけで楽しさが伝わってきます。
入り口の表示で「サイバーホイールできます」と書かれていた設備がこちら。空気でふくらんだタイヤ状のころがす遊具です。
小学生でも楽しめます。というか、年長の娘がころがって様子を見ていたら、外に投げ出されて泣いて帰ってきたので大人がよく見てあげてくださいね…(反省)。
子ども同士で転がす。順番待ちしている人に譲ってあげましょう。
ここは林間アスレチック。ここにつく頃には、子ども達はだいぶお疲れの様子でした。
他にも沢山施設があるのですが、帰り道ゆえ15時過ぎに退散しました。ここからまだ中央道に乗って帰らないといけないのでね…。
自然豊かな散策路を楽しむもよし、子どもと体験をともにするもよし、大変充実した一日を過ごせちゃいます!近所にお寄りの際はぜひ。
ゴールデンウィークは5日が入場無料!混雑に注意!
ぜひ、GWに行ってみて欲しい施設なのですが…5日は入場無料となっていて、かなり混むようです。GW中は車がずらっと入口付近まで並び、入場まで40分かかることもあるとか!ぜひ開場前に行くようにしてみてくださいね。
4月29~5月8日は、SPRING FESTA 2016ということでイベントも盛り沢山!大町・松川地区では熱気球体験、ハイパージャンパーなど、堀金・穂高地区ではカヤック体験、サッカーパークなどが催されます。
我が家も、もう少し近ければ通ってるなぁ…子どもがまた石器づくりしたいとのことなので、来年またおじゃましようと思っています。
- 住所: 〒398-0004 長野県大町市常盤7791−4
- 電話:0261-21-1212
- 営業時間: 9時30分~17時00分
ではまた☆