この連休中は、保育園の保護者会から頼まれたマンガを描いてました。
積極的にマンガ家になりたい!!とお絵描きしてたのは中学生まで。
マンガ家になりたいという夢の立て方がそもそも間違ってると思います。
マンガを、描き続けてたらマンガ家になったというのが正しいんじゃ無いかしら。
さて、マンガ家にはなれなくても、マンガを描く過程や哲学に興味あり。
そこで、毎回録画にしているのが漫勉!!
世界中に熱狂的なファンを持つ、日本の「マンガ」。
漫画家が、白い紙にドラマを描き出す手法は、これまで門外不出のものだった。
さらに漫画には、決められた手法はなく、漫画家それぞれがまったく違うやり方を、独自に生み出していると言う。この番組は、普段は立ち入ることができない漫画家たちの仕事場に密着。最新の機材を用いて、「マンガ誕生」の瞬間をドキュメントする。
そして、日本を代表する漫画家・浦沢直樹が、それぞれの創作の秘密に、同じ漫画家の視点から切り込む。日本の漫画家のペン先を、世界に届ける。
それが「漫勉」。
浦沢直樹、マンガも描けて曲も作れてテレビで対談もできるってどういう才能?
まあ、手塚治虫も医者でマンガ家とか、天はいくつ才能を与えれば気がすむのでしょうか??
さて、今回はマンガを読むだけではなかなか見えてこない製作過程を、何台かのテレビカメラで追いかけます!!!
見たくても見られなかった現場、動画でもカンタンに追えてしまうってなんていい時代なのでしょうか??
東村アキコさん、藤田和日郎さん、浅野いにおさんの、3週分見てしまいました!!
見逃した人は、上記のサイトから対談の様子や動画の一部を見ることができます。
私が小さい頃は、太いペンはGペン、細い線は丸ペン!と少女マンガの描き方の本に載っていて、近所の文具屋に足繁く通ったものです。
が、いまやロットリングも使うこと無いんでしょうね。
ミリペンなど、均一に細い線が描ける画材がどこにでも売ってますから…。
パソコンも味方につければ、背景を写真から取り込んだりも余裕!
何度でも描き直せてしまいます。
東村アキコさんは、若いアシスタントから作品のテーマになるようなアイデアをもらっていました。
作品が古くなるのがイヤだそうで…そりゃそうだよね。
ペン入れのスピードはかなりのもんです。
また、最近のマンガは背景などの描き込みが細かすぎるのではないかという話も。
確かに、絵はかなりのレベルでないとシリアスなマンガを描くの厳しいかもしれませんね。
横山光輝のシンプルな線に憧れているとか。
読んでるマンガの幅広さにも感心したりして…。
私には、そこまでの熱の入れようはなかったな…。
藤田和日郎さんは、下書き線もそこそこにGペンでペン入れして、気に入らない線をホワイトで消しながらまた描くという作業を何度も繰り返す。
紙に、ミスノンとペンの盛り土ができてしまいそうです。
実際、生原稿は重たいらしい。
しかし、そんなベタベタの原稿、どうやって消しゴムかけするんでしょうか?
インクが乾いても、消しゴムに沿ってインクの跡が残ってしまいそう。
最近は、うしおととらのアニメを録画して見ているので、子どもも気になったようで見ていました。
浅野いにおさんは、デジタル処理と緻密な線がリアルな表現を生んでいます。
知り合いが浅野いにお好きで、マンガをかなり貸してもらいましたが…
「普通に育った人」があまり出てこないマンガで、好き嫌いが分かれるかもしれません。
ソラニンは爽やかで、でもいきなり恋人が死んでしまってそれはそれでショックだった…。
おやすみプンプンも、一体どこに連れて行かれるのか分からないストーリー展開でした。
緻密さの元は、水木しげるらしい。
確かに、よく見てみると水木しげるっぽいかも??
マンガの描き方に正解はなし!
描き方って、こんなに自由なんですね〜〜!
正解を求めてしまうタイプとしては、目からウロコの場面がたくさんありました。
今後、自分がマンガ描くときの参考にします。
これだけ丹精込めて描かれても、読まれるのは一瞬というのが少し寂しい。
もっとじっくり読んであげたくなりました。
本日の漫勉は、「ゴルゴ13」のさいとうたかをさん。178巻ってどういうこと…!
どのような現場を見られるのか、楽しみです。
あと、今日は表参道高校合唱部も最終回ですね…。
普段ドラマを見ないので、久々にはまって子どもとも楽しめて良い二ヶ月半でした。
ではまた☆