【日本の先行きが不安になる!】本・年収は「住むところ」で決まる~雇用とイノベーションの都市経済学~

勝間さんのサポートメールでレビューされた本です。

邦題と、読んだ印象は全然違いますから!!!

日本で言ったら、足立より世田谷に済む人のほうが年収が高いとかそういうことでは全くありません。

副題が正解。

~雇用とイノベーションの都市経済学~

でも、この題名じゃ売れませんね…。

アメリカのイノベーションと雇用の地理的関係がよーーーーーく分かりました。

イノベーションとは?(wikipediaより)

  1. イノベーション(英: innovation)とは、物事の「新結合」「新機軸」「新しい切り口」「新しい捉え方」「新しい活用法」(を創造する行為)のこと。 一般には新しい技術の発明を指すと誤解されているが、それだけでなく新しいアイデアから社会的意義のある新たな価値を創造し、社会的に大きな変化をもたらす自発的な人・組織・社会の幅広い変革を意味する。 つまり、それまでのモノ・仕組みなどに対して全く新しい技術や考え方を取り入れて新たな価値を生み出して社会的に大きな変化を起こすことを指す。

そして、日本はこれからどうなっちゃうのか、非常に心配になりました。

子どもをグローバルな人材に!!って叫んでる意識が高い系の母達の気持ちが少し分かった気がする。

それくらい、日本の先行きが不安になります。

なるほど!メモ

国が繁栄する条件

国が繁栄するか衰退するかは、その国の頭脳集積地の数と実力にますます大きく左右されはじめる。物理的な向上の重要性は低下し続け、その代わりに、互いにつながり合った高学歴層が大勢いる都市が、アイデアと知識を生む『工場』として台頭するだろう。 

今あるイノベーションはIT産業が中心である。このハイテク産業で新たに1件の雇用が生まれると、その地域でサービス関連の新規雇用がなんと5件も生み出される。伝統的な製造業の場合には1.6件に過ぎない。
アウトソーシングでは従来型の製造業の殆どで雇用を消失させる一方、イノベーション産業では逆に雇用を生み出す場合が多い。

イノベーションは、大卒だけでなく高卒にも恩恵がある

地域の人的資本の充実度とその地域の賃金水準の間には、きわめて強い結び付きがある。これはアメリカのほとんどの都市で言えること。

大卒者の割合が多い都市ほど、高卒者の給料が高い。都市の大卒者人口が増えることの経済的効果は極めて大きい。大卒者の割合が10%増えると、その都市で働く高卒者の年収は7%増えるのだ。

人と人が交流すると、その人達はお互いから学び合う。その結果、教育レベルが高い仲間と交流する人ほど生産的で創造的になる。教育レベルの高い人に囲まれているだけで、経済的な恩恵を受けられるのだ。

イノベーション都市の「引き寄せ」のパワー

イノベーション産業の企業は、どうしてコストが高い都市により集まっているのか?

フェイスブックのザッカーバーグは、大学のあるケンブリッジで起業をしても良かったのだが、ほどなくして必要な人材を確保したければシリコンバレーに移転すべきだと気づいた。実際、シリコンバレーのエンジニアの労働市場は非常に厚みがあり、単に教育レベルが高い人物や、単にエンジニアとしての技能が高い人物ではなく、教育レベルと専門技能がともに高くて、フェイスブックで必要としている人材を見つけられた。
これらの企業は、孤立していれば好業績を上げるのは難しいかもしれないが、互いに寄り集まることによって創造性と生産性を高めているのだ。

また、ベンチャーキャピタルが充実しているのも見逃せない。著者の祖国イタリアでは、革新的なベンチャー事業が資金を調達するのが非常に難しい。
ベンチャーキャピタル業界はローカル志向が強く、オフィスから車で20分以内に所在していない企業は、投資企業として考慮されない。
「新興企業が成功するためには、多くの支援とチーム作りと組織構築、そして起業家とベンチャーキャピタリストの連携が欠かせない」小切手を切っておしまいではなく、監督したり、育成したり、助言したりすることも仕事の重要な一部になっている。

教育の重要性

アメリカの社会では所得格差が拡大している。地理的要因が大きく左右しているが、教育面の要因も見逃せない。1980年以降の賃金を教育レベル別に示したものを見ると、高卒と高校中退者の賃金は1980年より下がっている。それに対し、大卒者の賃金は大幅に上昇した。大学院修了者の賃金の上昇率は更に大きい。

どうして大学に進む若者が増えないのか?大抵の人は、学費の上昇を理由にあげる。確かに、私立イェール大学の学費は年間45000ドル、公立のカリフォルニア大学でも年間13500ドルである。

大学進学をほかの投資と同じように考えると、大学進学者が支払うコストは非常に高くなっている。しかし、大学進学は最も割のいい投資の一つだ。たとえば、高校生の親が子どもを大学にやることの価値を認めず、学費を負担する代わりに同額の株式や債券を送ったとする。この若者は大学に進学するより、株式や債券で収益を得るほうが経済的に潤うのか?利回りを比べると、大学進学より有利な投資を見つけることが難しい。

大学進学の恩恵はまだある。経済面だけでなく、健康や結婚など人生の様々な面にも好影響が及ぶのだ。

イノベーションの担い手は移民?

聡明で意欲的な人物が生まれる割合は、世界のどの国でもあまり変わらない。しかしアメリカは、そういう人物が人口に占める割合が他の国々より大きい。
多くの移民がやってくるからだ。

アメリカは、自国で生まれた若者に適切な教育を施しているとはもはやいいがたいが、高い技能の持ち主に経済的に報いることはやめていない。

移民に関して、誤解されがちな点がある。高技能の移民に就労ビザが発給されると、アメリカ人の働き口が減ると思われがちだが、かならずしもそうではない。むしろ、アメリカ人の就ける職が増える可能性がある。外国出身者はアメリカの労働力全体の15%に過ぎないが、アメリカで働くエンジニアの1/3、博士号保有者の半分を占めている。移民がいなければ、アメリカはサイエンスで世界に君臨できていなかっただろう。そして、移民は非移民よりも起業する確率が30%高い。

本当に重要なのは、移民をどれだけ受け入れるかではなく、どんな移民を受け入れるかだ。 

終わりに

他にも、

・スター研究者の経済効果…数人の傑出した科学者がいるかどうかで、会社や大学の未来が占える。

・なぜ、ニューヨークからハリウッドに映画製作の拠点が移ったのか?

・魅力的な都市にするには、政策でに文化レベルを上げてもあまり効果はない

などなど、具体的でわかり易い例が沢山掲載されていて、めちゃめちゃ納得しました。

じゃあ日本は?地理的、言語的、文化的な障壁の高い日本が今後何かで牽引していける気が…あまりしない。。。
とっても優秀な日本人は、アメリカに行っちゃいますよねー。海外から見たら、日本の研究機関が魅力的とはとても思えませんし…。

人口が減るに従って、国内だけで回せる経済の規模は小さくなるしで、うちの全然優秀ではない子どもたちが今後どんな生活をおくるのか?私もこの仕事を全うできるのか??答えが出ません。

とりあえずは、学び続けることしか出来ないのかなぁ…。

勝間さん、良書をありがとうございました!

ではまた☆

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ぴーたん

共働きで小学生、保育園児の3児の母です。2016年はブログに本腰を入れるためオンラインサロンに入りました。子育て、お買い物、お出かけ、ビジネス書の書評など、自分の経験から皆さんの生活を豊かにするお手伝いをしたいと考えています。よろしくお願いします(*^^*)!