【子どもの安全基地になれているか?】本・愛着障害 子ども時代を引きずる人々

新聞の広告を見てチェック。

一気に読んじゃいました。付箋も貼りまくり!

ぜひとも、多くの人に読んで欲しい本です。

愛着とは

・子どもは、抱っこなどスキンシップから安心を学ぶ
・しかし、誰が抱っこしてもよいわけではない。愛着の対象が、選ばれた特別の存在ということである。いくら多くの人がその子を可愛がっても、安定した愛着が育っていくことにはならない
・愛着を脅かすのは1つは死別、離別。もうひとつは虐待。
・愛着の絆が形成されると、子どもは母親がそばにいなくても次第に安心していられるようになる。愛着のこうした動きは「安全基地」と呼ばれており、安全基地を確保しているからこそ外の探索行動に移ることができる。

6ヶ月から1歳半の間に無意識の愛着が作られ、臨界期を迎えるとのこと。

大人にも広がる愛着障害

今まで、よく問題になっていたのは児童養護施設の子どもたち。

関わる人たちの勤務が交代制の中、特定の誰かと愛着ができない。

この問題に向きあっている児童養護施設の映画が、先日観てきたこちら。

隣る人

最近は、親がいる家庭でも愛着障害を抱える子どもたちが増えているそうです。

なんと、その数3分の1。

愛着障害は、遺伝的要因が2~3割、残りが環境的要因。愛着は「第二の遺伝子」といえるほどに影響を生涯にわたって及ぼす。

愛着パターンは、安定型、不安型、回避型に大きく分けられ、不安型は過剰に相手にいろいろと求めてしまう。回避型は逆に相手を信頼できないため人に頼ることが出来ません。

この本では、世界的に有名な文豪や政治家に愛着障害があったこと、

例えば、川端康成、夏目漱石や太宰治、スティーブ・ジョブズやビル・クリントンなど。

日本の近代文学は、愛着障害なくしては成立しないくらい。

それらを創作のエネルギーに変えて行く様、克服したり克服できなかったりする生き様が詳しく描かれています。

「発達障害とは言えないが、不安定な人間関係、問題行動のある生徒」を思い浮かべると、引用されているケースに本当によく当てはまります。

生徒の問題行動の源が愛着障害にあるとしたら…

もう少し優しい目で生徒たちのことを見ることができそうです。

愛着障害の克服については、まだ精神医療の世界でまだ注目されていないということもありそこまで紙面を割いてはいませんでしたが、

・親、過去と和解する
・傷ついた体験を語り尽くす
・幼い頃の不足を取り戻す
・自分が自分の「親」になる
・社会的役割、責任を持つ
・人を育てる

などの方法が考えられるようです。

でも、少なからず愛着関係から不安を感じたりすることは誰でもあるのではないかしら。

その辺りが気になる人は、巻末に45問のチェックがあるので取り組んでみてください。

私は安定型でしたが、不安型が5以上でした。ちょっと思い当たる部分があります。

考え続けたいこと

愛着関係を作るには、働く母はどうしても不利な面があるのではないか?ということ。

「母子密着よりも、多くの人に子どもを見てもらう方が親にとっても子どもにとっても良い」

そう思って子育てをしてきましたが・・・。

機械的に、入れ替わり子どもの世話をするだけでは人間の根っこの部分が育たない。

「保育園など、子育ての負担が減って助かることもあるけれど、それでも子育ての主体は親(母でなくてもよい)」

と、しっかりと自覚することが必要なのでしょう。

松居和さんも、保育園の講演会で同じようなことをおっしゃっていました。

実際に、子どもたちにとって我が家は安全基地になっているのか…心配。

5月ごろ大阪で話題になったトンデモ条例も、「発達障害や愛着障害は家庭が原因」という文言に反発がありましたが、確かに愛着障害は家庭に原因があるんですよね。

第4の障害でも第2の天性でもいいけれど – 代弁するお仕事。
大阪市「育て方が悪いから発達障害になる」条例案について 条例案の概要と発達障害観の変遷について いくつか見たうちではこれがわかりやすかったです。 こんなの書いてどうしようもない人がいるものだ、な …

愛着とは?気になった方、ぜひ読んでみてください!

ではまた☆

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4 件のコメント

  • いつもブログ拝見しています。子どもの安全基地、考えさせられます。情報ありがとう!

    • 普通に生活していれば愛着ばかり気にしなくてもいいと思うのですが・・・良かったら読んでみてくださいね♪

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    ぴーたん

    共働きで小学生、保育園児の3児の母です。2016年はブログに本腰を入れるためオンラインサロンに入りました。子育て、お買い物、お出かけ、ビジネス書の書評など、自分の経験から皆さんの生活を豊かにするお手伝いをしたいと考えています。よろしくお願いします(*^^*)!