【子育て】療育関係・年中向け小学校就学説明会

川崎市北部療育センター主催の年中向け小学校就学説明会に行ってまいりました。

驚いたのはその数と、すでにお仲間がいるお母さん達。説明会には100人以上集まり、盛況でした。川崎には114校小学校があります。1校100人として1万人?3ヶ所に分かれて説明会をしたとして、300人強が特別支援対象ってこと?児童の3~5%に大体合致していますでしょうか。

お子さんの障害を絶対に認めない保護者の方や、家庭で適切な対応がされず苦しむお子さんをよく見ている現場としては、お子さんが小さいうちから相談されるのは本当にいいことだな~と思います。

わが子は抽象的な認知がちょっと弱いかな?とはじめ保育園の担任に相談。療育センターにも相談しました。現在は、集団で活動するときに周囲の刺激に弱い、ふざけてしまう、出来ないことが多く自信がない様子。とにかく小学校の就学がスムーズに行くならそれに越したことはないので、環境によっては普通学級以外の道もアリだと考えています。

今回は大学の先生のお話と、就学の流れについて教育センターの方のお話しがありました。この先生のお話がなかなか良かったので紹介します。

  • 子育ては短期的ではなく30、40代までの長期的な視点に立ち、人間の生涯の発達としてとらえること。そのためには、大学の臨床心理相談も活用してもらいたい。地域には治療的家庭教師などもいる。
  • 家庭だけではなく、学校、地域、なんでも活用すること。特に第三者に承認、共感されることがとても大事。
  • 子どもの生き方、強み、をしっかり知って、学校が上がったときに引き継げるようにしておくこと。(ポートフォリオが全員にあるといいのに。でも、中学校は推薦とか関わると「全然問題ありませんでした!」とウソをつくこともよくある。ついた方が有利になる状況、なんとかならんのか)
  • 学齢期においては、子どもがこの方法ならわかる、と言えるような「学び方」が分かるようになっているととてもよい(これは暗記、視覚中心の学習方法が唯一であるという授業方法に問題があるんですが。。。『学び合い』はまさにこのことにこたえる考え方であると言えますね!!!)

講演に関係するリンクも調べてみました。

小学校に上がると、情緒だけではなく学習についても・・・と悩みが増えますね~。いろいろな情報を得ながら、うまく長期的な視点で子育てを見ていきたいものです。

以下はポメラメモ。長くてすみません。

特別支援教育と就学に向けて

その子らしく、私らしくあるために
立教大学現代心理学部 大石幸二先生

長い目で子育てをみてほしい。
30~40歳くらいまで見通しながら、お子さんの強みを引き出していきましょう。
家庭のみではなく、周囲の支援も受けながら。

大学では、年齢に関わらない関わりをしている。
子どもから50代くらいまでの方をみている。

個別の教育支援計画(見通し図を考え直しながら見通して取りくむか)が平成19年度から始まっているので、すでに5年が経っており、少しずつ整備された環境がある。

<小学部>豊かな伝え合い、かかわり合い、コミュニケーション能力を伸ばすことがその後の安定した暮らしや就労を決める。

いかにもお勉強チックなことがいいと言われているが、それは豊かな一生を保証するものではないと世界で言われている。

<中学部>自己選択と管理。10歳過ぎたらどんな自分になるか、大事に見極めてもらいたい。

<高等部>手がかりの発見。性的な成熟も始まる。自分とは何者かということを自分でつかむことができた子はNOといえる自分になる。

その子たちの生きざま、強みが、学校が変わってもちゃんと引き継がれていかないと、進学したときにあれれ?となってしまう。生涯母子手帳があったらいいんですけど。

あすなろ、明日○○になろう、ではなく、今が充実しているから明日が見えてくる、ということを寿命まで持っていけるかを考えたい。

保護者も子どもと一緒に伸びてやれることがあると望ましい。

ずっと養護学校ではなく、うちの子は普通学級や支援学級など、編入や転籍を繰り返しそうだな、とおもうご家庭のお子さんは、個別の教育支援計画を死んでも引き継ぐぞ、という覚悟が必要になります。

聴覚や視覚優先など、「学べ方」は一人一人違う。
学校、地域、サービスをたくさん使いこなしたもの勝ち。
ただし、情報が多すぎるのでケースワーカーさんが親と一緒に考えてくれる。

その子の支援を一生考えてくれるのはやはり地域だと思う。地域では自己実現をしたり、社会技能を身につけていく。学校だけで人生を切り開こうというのがそもそも間違っている。学校があいているのは365日中190日。人生の3、4%でしかない。(30%は寝ているわけですが)

家庭でできることは役割を与えること。そのことにより子どもにとって自律達成できる。

家族の外にいる、第三の我が子を大切に思ってくれる存在が必要。
治療的家庭教師や、地域の人がそれにあたる。

特別支援学校による連携支援、通っていなくても支援が得られる状況に今はある。

<生涯発達支援という視点から学校教育を見つめ直す・1人のケースより>
現在大学生、ADHDという診断を受け、地方のため、就学前かなり地域で肩身の狭い思いをしたようだ。

就学前に必ずできるようになってほしいこと
その子なりのやり方(言葉、泣く、など何でもいい)で、要求が伝えられること。

着席行動・指示理解について。
着席して、その方向に体を向けられること。
体のコントロールをして、気持ちのコントロールをすること。

1人では特別支援学級が開設できず、普通学級に入学。

小2から、大学2年生まで治療的家庭教師来訪。
共感してもらえたり、指図されたりしないでいてもらえる人が親、学校以外で存在していた。4代に渡り関わった。
自閉症の子にはそれがイヤな子もいるが、この子にはとてもよかった。

小4まで、学校では不遇な思いをしていた。

小5から担任が替わり、漢字の書き取りなどでもできている部分をみて言葉を書いてもらえることでかなり変わってきた。友人からも、勉強ができなくてもできることを認めてもらえるようになってきた。

小6の卒業文集には、自分ができるようになったことがたくさんあること、自身の成長について振り返ることができるようになっていた。

その後、鉄道が好きと言うことで高校、短大も交通関係と支援者が考えるとおりの人生を歩んできたが、大学に編入したくなり鉄道にこだわりのない就職先を決めてきた。

小学校3年生では漢字がほとんどかけなかったのが、先取りで先に勉強する画数が少ないものから勉強をしていったら、自分で勉強するようになった。

現在では恩師に年賀状を出し、相手を気遣うような文章が書けるようになっている。

母の手記より。
なぜ私だけが、と我が身を責める日々があった。今までこられたのは、待つことができるようになったから。子供の成長を待つことの苦しみから、待つ喜び、楽しみに変える力を得ることができたことはとても大きかった。

<特別支援の現状>

埼玉県では、約50%の通常学級に発達障害児が在籍している。

障害理解度については、5校のうち4校は個別の配慮をしてくれるが、1校は手当てなどの配慮が足りない状況にある。

指導支援力については、3校に2校は、もっとうちの子に寄り添った支援をしてくれたらな、という状況である。

いま特に足りないのは高校で、現在高校の教員が研修に見える状態になっている。
ただし、教育現場はそれ以上の課題をたくさん抱えている。

二次的な障害を予防するために
・校内暴力は小学校で減少している。
・中学と高校では増加している。

「日本の子どもの自尊感情はなぜ低いのか」
という本があるので、機会があれば手にとってほしい。

共感したのは、
「子どもが「学び方」を学ぶことができるようになってほしい」
○や×をもらうだけではなく、その子が自分自身、どう学べば自分が理解できるかよくわかることが必要である。

「自分の「居場所」を見出し、承認される」
これは、子どもだけでなく親に大切なこと。お母さんも自分の居場所があり、認められることが大切。
なぜなら、女性は5%ほど男性より自尊感情が低い。その割には、子育てという大きな役割を社会的な責任として負わされてしまっている。

我が子の発達によって、いろいろな地域活動が始まるとよいな、と思っている。活動プログラムを学生や地域とともに作り出してもらいたい。

このあたりだと明星大はとてもよい大学で近い。地域に根付いている。

講演会に参加して、名刺をゲットしてからんでほしい。

質疑:
治療的家庭教師のゲットの仕方は?

臨床心理士の指定大学院は、大学院生と大学の先生が子どもの良さを見つけだすために評価をしてくれる。
利用料金も安い。1回800円。だいたい500円から2000円くらいの幅で個別相談が受けられる。

文京区茗荷谷に筑波大の相談室もあるので、かなり近くにアクセスできると思う。

火曜から土曜まで、立教でもやっている。3000円かかるのでちょっと高い。テレビでよく見たことのある人(香山リカなど)と会いたければどうぞ。

治療的家庭教師は、心のケアをするおつきあい相手。メンタルフレンドと言った。小学校で、遊びクラブのなかでお勉強することをしていた。
学生が勉強のためにやるので、お金はいりませんと言うことが多い。

<資料より>
薬などよりも、早寝など生活習慣を変える方が安上がり。
遅寝に影響を及ぼしているのは、お母さんのイライラ。
1980年ごろは、早寝していない子は20%しかいなかった。
2000年では50%を越える。
性的成熟が早まったり糖尿病などの生活習慣病は、遅寝によって作られ、取り返しがつかない。
母親の悩みについては、10人に1人くらいしか悩みのある人がいなかったのに、今では3人に一人が悩みが深い人がいるとのこと。

学習時の姿勢については、地に足を着ける、背中をぐにゃっとさせない、鉛筆をしっかりと持たせること。
これを直すために親が触れる必要がある。
スキンシップは、10代まで必要ですよ。

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ぴーたん

共働きで小学生、保育園児の3児の母です。2016年はブログに本腰を入れるためオンラインサロンに入りました。子育て、お買い物、お出かけ、ビジネス書の書評など、自分の経験から皆さんの生活を豊かにするお手伝いをしたいと考えています。よろしくお願いします(*^^*)!